新しい未来が見えてくるビジネスインの挑戦 新しい未来が見えてくるビジネスインの挑戦

NBSでは社員を日本郵船グループ企業の実務現場へ送りだす
「ビジネスイン」を実施している。
キャリアにおいて価値ある一歩となる「ビジネスイン」の只中にある3人に、
それぞれの思いを語ってもらった。

H.T

H.T

DX 推進グループ

2017 年入社

社会学部 社会学科

M.M

M.M

総務グループ
総務チーム

2005 年入社

農学生命科学研究科
生圏システム学専攻

H.K

H.K

自動車輸送品質グループ
運航チームオペレータ

2017 年入社

法学部法律学科

新しい未来が見えてくるビジネスインの挑戦
SESSION 01

異なる会社で働くことが
持つ意味

H.T

私は、IT の仕事に就けることと、スケールの大きい海運に携われることに惹かれてNBS に入社しました。
バルク・エネルギー輸送船の営業系システムを担当する部署で、基幹システムの保守・運用、続いて営業や運航の業務改善のためにITの利活用を推進する活動に従事しました。
その時の流れで、日本郵船のDX 推進グループにビジネスインで出向した形です。
NBSから来た人材としてITの専門性への期待を担いながらも、多くの部門をまとめてゴールを目指すプロジェクトマネジメントのスキルを勉強しているという毎日です。

M.M

私が数あるIT企業からNBSを選んだのは、日本郵船の海運ビジネスと近い距離でシステムを開発できるからです。
自分の関わったシステムがグローバルでダイナミックなビジネスを支えている。そんな手応えを感じながら働きたいと考えました。
ですから2021年に日本郵船へのビジネスインが決まった時は、「自分にとってのNBSの魅力そのもの」といった環境で働けるわけですから、とても嬉しく思いました。
とはいっても、「入社してから社歴も長いから、ビジネスインをした先では、しっかりと成果を残すことも求められるだろう」というプレッシャーも小さくありませんでした。

H.K

私の場合は、IT業界というよりも、海外と日本をつなぐ物流業界、その中でも海運業に強い関心があって就職活動をして、NBSと出会いました。
入社後は、自動車船システム部で基幹システムの保守、ローコードツールを用いたDX 推進などの業務を担当。
2021年から、人財交流生として日本郵船の自動車船グループで自動車船オペレータとして勤務しています。
満足度の高いシステム開発には業務知識が必要ために、自動車船の安全かつ正確な運行に取り組むオペレーション業務を勉強している位置づけです。
学んでいる立場ではありますが、NBSを代表してここにいるわけですから、「自分の立ち振る舞い = NBSの評判 に直結する」と常に気をひきしめています。

セッションの様子 セッションの様子

新しい未来が見えてくるビジネスインの挑戦
SESSION 02

広い視野に立つことで、
見えてきたもの

H.T

現在は日本郵船社内のマスタデータを整備するプロジェクトに、リーダーの立場で関わっています。
「データ管理が非効率になってないか」「データ品質は担保できているか」「アクセス権限のコントロールは適切か」…
日本郵船のDXを進めるために、前提となるマスタデータに関するさまざまな課題を洗い出して、それらが改善された将来像を関係各所とともにデザインしていくことが私の役割です。
いろいろな部署の皆さんとシステムについて議論する中で、長い歴史をもつ組織でIT化、つまり業務の標準化を進めることの大変さを実感しています。

M.M

私も高橋さんと似たことを感じています。私は現在、日本郵船の総務グループに所属し、経費精算システムの拡張や運用保守、購買・支払プロセス整流化プロジェクト等の業務に関わっています。
いずれの業務を進めるにも、総務グループ内にとどまらず、DX、人事、主計、財務グループといった社内の各組織を横断する形で実態を把握して改善・調整に取組むことになります。
すると、NBSにいる時は知らなったニーズが見えてきます。日本郵船の文化・伝統に敬意を払いつつも、IT化の側面から現在の環境にマッチした規則や運用の見直しの提言、業務効率化の推進を心掛けています。

H.K

私は、お二人とは違う角度からお話しします。日本郵船のたくさんの社員の方と働いてみて、意外だったことがあります。
それは、同じ企業グループに所属していて、自分の業務に欠かせないシステムを作っている会社であるのに関わらず、NBSの影が薄いということです。
「システムがこうなれば、使いやすくなって仕事がやりやすくなるのに」という意見を持っていても、何処にぶつければよいか分からず、その結果、不便さを抱えながらも我慢してシステムを使い続けている人がいる。
私のような人財交流生を通して、もっとお互いの対話が活発になっていけば、グループ内でITがより有効に使われるのではないかと思います。

セッションの様子 セッションの様子

新しい未来が見えてくるビジネスインの挑戦
SESSION 03

培った経験を踏まえて、
目指す姿

H.T

ビジネスインが決まった時、上司からは「臆することなく、やりたいことをどんどん前に進めなさい」と言ってもらいました。
といっても最初の一年は、何をしていいのか解らないまま過ぎました。
最近になってようやく、自分のやりたいことが少しずつできるようになってきました。
新しい環境に飛び込んで、従来の慣れ親しんだルールを変える場合もあるDXを進めることは簡単ではありません。
しかし、日本郵船グループの中に小さくても新しいムーブメントを起こすような仕事ができればと思っています。

M.M

日本郵船の総務グループへのビジネスインは、これまで前例がありませんでしたが、「まずは、信頼を勝ち取ろう」とプロアクティブな姿勢で、周囲との密なコミュニケーションと丁寧な業務に努めました。
その甲斐あって、メンバーからは職場の仲間としてもITの担当としても、信頼してもらえるようになりました。
今では自分の会社と同じくらいに働きやすさを感じています。これまで築いてきた、総務をはじめとする各グループのいろいろな人との関係をいかして、NBSと日本郵船をもっと深く結びつける仕事ができればと思っています。
そしてビジネスインを終えた後は、ここで掴んだ日本郵船の文化やシステムへのニーズを、NBSに広める役割ができたら嬉しいですね。

H.K

人財交流生としてオペレータの仕事をする中で、予期せぬことが当たり前のように起こる海や船舶についての経験値も高まり、さまざまな状況に柔軟に対応する力をつけることができました。
これまではユーザー側としてシステムを利用してきましたが、人財交流生の任期を終えた後は、今度はシステムを開発する側になる可能性があります。
そうなったら、今一緒に働いている人たちとユーザーとシステム開発者という関係になりますが、よく知っている私が開発側にいることで、より要望がぶつけやすくなるはずです。
「気軽に話せるシステム担当者」として、ITをうまく使える環境づくりに貢献したいと思います。

セッションの様子 セッションの様子